ファイアーエムブレム
聖戦の系譜

前半の恋愛によって生まれるキャラが変わり、さらに相手によって継承権まで変化。
(前半女性キャラが死ぬか、子供を産まないと別キャラ登場)、
さらに後半キャラの恋愛と、生き残りによりエンディングが大きく変わります。
最終章で、ユリウスをユリアのナーガで倒す所から。
(状態は全員生存、子供は全員正規キャラ(恋愛で生まれたキャラ)です)

戦闘前ユリウス「ユ、ユリア..なぜお前が..マンフロイめ、ぬかったな!!」
戦闘後ロプトウス「グググ..ナーガヨ、マタシテモワタシノジャマヲスルカ..」

〜城をセリスが制圧〜
レヴィン:セリスよよくやった。よく苦しみに耐えてここまで来たな
セリス:レヴィン、戦いは勝利に終わったけど世界は荒れ果ててしまった。
私達はこれからどうすればいいのだろう
レヴィン:荒れ果てた国々を立て直す為には全ての人々が力を合わせて
苦労を分かち合わねばならない。その為にはリーダーが必要だ。聖戦士の
血を引く者は、それぞれの国に戻り王になる。そして、みなで協力しあい
誰もが幸せになれる新しい世界を築くのだ。
セリス:新しい世界...
レヴィン:そうだ、そしてセリスよ、お前はこのグランベルの王となるのだ
お前には、グランベルの王としてこの世界の全てを導く責任が有るのだぞ
セリス:私がグランベルの王に!?
レヴィン:そうだ。グランベル王家の血を受け継ぐ者はもはやお前達だけだ。
お前はユリアと共に失われた者達の意志を継がねばならぬ。人々はお前を
見守っている。彼らが求めた光を忘れてはならない。
セリス:はい..わかりましたレヴィン王、この力の限りやってみます
レヴィン:ユリア、お前も良いな?
ユリア:はい、私もセリス様..いえ、兄様をお助けしたい。例えどんなに
辛くても逃げたりしません..ラナ(セリスの恋人)様、セリス兄様を
助けてあげてね。
ラナ:はい、喜んで!でもユリア様は..
ユリア:私は..、シグルド様へのつぐないをします。
それがディアドラ母様の願いだったから..
レヴィン:そろそろ皆が戦地から戻る頃だな。セリス、お前の初仕事だ。
皆にねぎらいの言葉をかけてやれ

〜イザーク方面のキャラとの別れ〜
シャナン:セリスよ、私は国へ帰る。イザークの民が待っているからな
セリス:シャナン、あなたには何と礼を言ったらいいか分からない。
ずっと私を守り続けてくれた、感謝しています。
シャナン:私はお前の父シグルド公に助けられ、ディアドラ様にも
可愛がっていただいた。しかし、私の過ちでディアドラ様を失ってしまった。
その日の事は今でも忘れられない。セリスよ、わびねばならないのは私の方だ。
セリス:いえ、あなたとイザークの人達のおかげで私は生きてこられたのです
イザークは私のふるさと、決して忘れたりはしません。
シャナン:その言葉を聞けばイザークの者達も喜ぶだろう
セリス:シャナン、私はあなたを兄と思っている。
どうかいつまでも忘れないでいてほしい
シャナン:私はセリス王に剣を捧げた。私は生涯、忘れはしない..
スカサハ:セリス様、私も王と共に国へ帰ります。シャナン様をお助けして
イザーク国を再建したいのです。
セリス:そうだねスカサハ。シャナン王には君が必要だ。亡くなった君の母上、
アイラ様の為にもイザークの人々を助けて欲しい
スカサハ:はい!この命にかえても!
レヴィン:では、別れの時だ。イザークの者達よ元気で暮らせよ!

〜レンスター方面のキャラとの別れ〜
リーフ:セリス様、お世話になりました。私はレンスターに戻ります。戦火に焼かれた
トラキア半島の国々を再建したいのです。わが姉アルテナもその事を望んでいます。
セリス:そうか、トラキア半島が滅亡した今、君は統一トラキア王国の王として
重大な責任を負っている。大変だとは思うがどうか頑張って欲しい。
リーフ:はい、セリス様もどうかお元気で
セリス:かつてわが父シグルドと君の父上キュアン王子は生死を分かち合った
親友だった。リーフ王子、私達もそうありたいと願っています。
リーフ:はい!わたくしも! ナンナ:リーフ王子、行ってしまわれるのですか?
リーフ:ナンナ、一緒に来てくれるのだろう?(ナンナがリーフの恋人の場合)
ナンナ:え?良いのですか?
リーフ:もちろんさ、私を助けて欲しい。君の力が必要なんだ ナンナ:は、はい!
セリス:アルテナ王女..あなたもトラキアへ..
アルテナ:はい、リーフ王を助けて、トラキアの統一を成し遂げてみます
それが私を育ててくれたトラバント王や、アリオーンへのせめてもの罪滅ぼしです
リーフ:アリオーンも力になってくれればいいが..
アルテナ:それは..今は無理です。でもいつか時が経てば..
フィン:セリス様、私も国へ戻ります。どうかお元気で
セリス:騎士フィン、有難う。あなたには父上と私と、二代に渡って
助けていただきました。本当に何とお礼を言えば良いのか..
フィン:私はレンスター王国の騎士として主君への忠誠を果たしただけ、
騎士として当然の事をしたまでです セリス:フィンどの、トラキアを頼みます。
リーフ王子を助けてトラキアの平和を叶えて下さい。
フィン:はい、それこそがキュアン様の願いでした。この力の限り尽くしてみます
ハンニバル:セリス王よ、世話になった。私もこれで失礼する。
セリス:ハンニバル将軍、あなたもトラキアへ?
ハンニバル:うむ、民が待っているのでな、トラキアを救わねばならん
セリス:そうですねトラキアの再建には将軍のお力が必要です。
どうか若い彼等を助けて下さい レヴィン:トラキア半島の者達よ、お前達の
任務は重い。憎しみ合う人々を一つにまとめ平和な国を築きあげよ

〜アグストリア方面のキャラとの別れ〜
アレス:セリス、お前には大きな借りが出来た。俺は生涯忘れはしない。
セリス:いえ、アレス王子、私はあなたと巡り会えて幸せだった。
あなたのお父上とわが父は無二の親友だった。不幸な出来事はあったが
それでも信じあえたと聞いています。アレス王子、父上達が果たせなかった夢を
我らが実現しましょう。あなたと二人手を取り合ってこの世界を導いて行きたいのです
アレス:それは俺とて同じ、セリス王よ、アグストリアの統一と平和はわが父の
願いでもあった。俺は父の意志を継ぎアグストリアを再建する。その為には
リーン(恋人)、お前の力が必要だ。俺を助けて欲しい。
リーン:うん、まかしといて。あたしもアグストリアの再建を手伝うからね。
皆で協力して誰もが住み易い国を作りましょ
アレス:ふふっそうだな。お前となら頑張れそうだ
デルムッド:セリス様、私もアレス王子と共にアグストリアへ参ります。
王子と共に力を合わせて国を再建いたします。
セリス:デルムッドが?そうか、君の母上はノディオン王の妹姫だったね
デルムッド:はい、わが母ラケシスはエルトシャン王の妹、そして誰よりも王を
慕っておりました、私は母とエルトシャン王の意志を継ぎアグストリアの統一の為に
この生涯を捧げるつもりでいます。 レヴィン:アグストリアはまだ内乱の
さなかに有ると聞く。困難な仕事だが、どうか皆で力を合わせて頑張って欲しい
アグストリアの未来はお前達の手中に有るのだ

〜ヴェルダン方面のキャラとの別れ〜
ファバル:セリス様、私はヴェルダンに参ります
セリス:ヴェルダンへ?そうか君の父上はジャムカ王子だったね。気持ちは分かるよ
ヴェルダンは王家が滅亡してから荒れ果てて今では山賊が支配しているという。
ファバル:はい、私一人ではどれほどの事ができるか分かりませんが、
とにかく山賊達の好きにはさせておけません。
セリス:うんヴェルダンは私の両親が巡り会った国そして私の母が生まれた
国でもある。ファバル、私からもお願いする。どうか人々を救って欲しい。
ファバル:はい、セリス様! フィー(恋人):ファバル、私も行く
ファバル:駄目だよフィー、戦いはまだまだ続く、危険なんだ
きっと迎えに来るからそれまで待っていて欲しい。
フィー:嫌よおいてきぼりなんて、絶対一緒に行くからね!
ファバル:ごめん分かったよフィー、一緒に行こうヴェルダンへ

〜ユングヴィ方面キャラとの別れ〜
パティ:セリス様、あたしユングヴィに戻るね
セリス:パティがユングヴィを継ぐんだってね..大丈夫?
パティ:あれ?セリス様なんだか不安そうですね
セリス:そういう訳じゃ無いんだけどちょっとね..
パティ:大丈夫ですよ、私だってブリギッドの娘。こう見えてもやるときゃ
やるんだから。セリス様見ていてくださいね

〜フリージ方面キャラとの別れ〜
セリス:ティニーがフリージを継ぐのか..ごめん、辛い思いをさせてしまう..
ティニー:ううん母さんの為だもの。私出来るだけの事はやってみる。
でもセリス様助けて下さいね。
セリス:ああ、もちろんさ。手をつないで行こうよ。

〜ドズル方面キャラとの別れ〜
セティ:セリス様、私はドズルに戻ります
セリス:セティの父上はレックス公だったね(すみません、普通はレヴィンです)
ドズルの人々も、君の帰りを待っているだろう。
セティ:はい、ランゴバルト、ダナンの両名は我がドズル家の名を汚し
民を苦しめました。私は亡き父上に代わってドズル公国を再建せねばなりません
セリス:うん、頼むよそしてこれからも私の力になってほしい
セティ:はい!セリス様! ヨハン:セリス王よ世話になったな
セリス:ヨハン王子、ドズルを頼みます。
ヨハン:国に帰るのは辛い事だが父や兄の罪をつぐなわねばならぬ。
民は私を許してくれるだろうか
セリス:あなたの力が有ったからこの戦いを勝ち得たのです。
人々は知っています、あなたの優しさを、誰よりも。
ヨハン:セリス王感謝する。どうかドズルを許して欲しい
セリス:もちろんです、ヨハン王子、グランベルと世界の為に私に力を
貸して下さい ヨハン:むろんだ、セリス王ドズル公国はグランベル王家に
永遠の忠誠を誓うと約束しよう ラクチェ(恋人):ヨハンっ、
また感激しちゃってる、まあそれがあなたの良い所なんだけどね
ヨハン:ラクチェ、私は..
ラクチェ:ふふっ、分かっているわよ私、ヨハン、好きよ
ヨハン:ああ!ラクチェ私は何て幸せなんだ!!

〜エッダ方面キャラとの別れ〜
セリス:アーサーはエッダに帰るのか
アーサー:はい、父クロード意志を継ぎエッダ公国を復興させます
セリス:エッダ教団の力は大きい。どうかグランベルと世界の為に
聖なる祈りを唱えて欲しい アーサー:はい!セリス様!

〜ヴェルトマー地方キャラのとの別れ〜
レスター:セリス様..
セリス:レスター、君には一番辛い役目を押し付けてしまった
すまないと思っている。
レスター:いえ、ヴェルトマー公爵家の生き残りとして一族が犯した罪を
償わねばなりません。それはわが父アゼル公の願いでも有ります。
セリス:レスター、私はもうアルヴィス卿を怨んではいない。彼は運命に
押しつぶされた哀れな人だ、手厚く弔ってあげてほしい
レスター:セリス様..有難うございます。私はこのヴェルトマー家の「炎の紋章」こそが
「正義のしるしだ」と世の中の人々に言われるよう頑張っていきたいと思います

〜シアルフィ地方のキャラとの別れ〜
オイフェ:ではセリス様、私はシアルフィに参ります
セリス:えっ何故だオイフェ!?私にはあなたが必要だ。
ずっと私の側に居てくれるものと思っていた!
オイフェ:いえ、セリス様あなたはもう立派にやっていけます。それに私は
セリス様にかわってシアルフィ公国を守らねばなりません
セリス:シアルフィ..そうだった確かにオイフェの言う通りだ。私が公国を継げない
以上、公爵家の血につながるあなたしか、シアルフィには残されていない
残念だけどあきらめるしかないのか...
オイフェ:ご安心下さい、私はシアルフィからセリス様をお守りします
セリス:オイフェ、あなたは父を知らない私にとってまさに父上そのものだった
私に軍略を教え、騎士としての行いを教え、そして優しさを教えてくれた
あなたには感謝の言葉すら思い浮かばない...
オイフェ:セリス様..私はあなたの父上にご恩が有るのです。シグルド様は
孤児となった私を引き取り弟の様に可愛がって下さいました。それなのに私は..
シグルド様の最期も見とどけられず..おろかものでした
セリス:オイフェ..泣かないでよ..僕だって..
オイフェ:はっ..申し訳有りません。ではセリス様..どうか..
セリス:うん、オイフェも元気でね...

〜シレジア方面のキャラとの別れ〜
コープル:ではセリス様、私も父上と共にシレジアに帰ります。色々と
お世話になりました。
セリス:コープルは良いね、レヴィンのような父親がいてくれるんだもの
コープル:はい、父上は私の誇りです。私も早く父上のような人に
なりたいと願っています。
レヴィン:コープル、私はシレジアには行かぬ。シレジアはお前が治めよ
コープル:えっ、どうしてですか父上!もう戦いは終わったのです
一緒に国へお戻り下さい!!
レヴィン:いや私の役目は終わったのだ。他の国々がそうであるようにシレジア
もまた生まれ変わらねばならない。その為にはお前にような若い力が必要だ
コープル:私には分かりません、シレジアには父上が必要なのです
どうか、どうかお願いです。シレジアにお戻り下さい!
レヴィン:くどいぞ、コープル。私を困らせるな!お前はもう気付いて
いるはずだ、そうだろコープル コープル:父上... 
レヴィン:もはや話す事は無い。行け!シレジアを頼んだぞ...

〜レヴィンとの別れ〜
レヴン:ではセリスよ、名残は惜しいが私も旅立つとしよう
セリス:レヴィン..有難う..あなたは私達幼い者をずっと見守っていてくれた
本当に感謝しています レヴィン:私はみずからのつとめを果たしたまで
私は風、暖かい光を導く風。そして光はお前達一人一人の心の中にある。
セリス:はい、分かっています。竜族は人間世界に関与する事を
恐れていると聞きました。でもあなたはその掟を破ってまで我らを
導いてくれた。私達はこの大地が有る限り、あなたのご恩を忘れません
レヴィン..いや..はるかなる異国の戦士、風のフォルセティよ...

〜エンディング 各地のその後〜
トラキア半島は統一された。かつて多くの小国が乱立し戦いにあけくれたこの地方も
レンスター王国の復興とトラキア王国の滅亡によってようやく平和が訪れたのである
新しい国の初代国王にはリーフが人々の熱い希望によって選ばれた。そして
リーフの恋人ナンナ、槍騎士フィン、ハンニバル将軍達も強力して新しい国の再建に
力を尽くした。アルテナは王となったリーフの願いで旧トラキア領の復興を託された
そして彼女は自分を慈しみ育ててくれたこのトラキアの大地を生涯愛し続けたという
トラキア半島に生まれた新しい国、その名を新トラキア王国といった。

イザーク王国はいちはやく帝国の圧政から解放されたが王位継承者不在のまま人々は
不安な日々を送っていた。それ故に解放戦争の勝利とシャナンの帰国はイザーク国民を
歓喜させた。王位についたシャナンはスカサハなどと共に国の復興に勤め、又他の
国々との交流を進んで行い豊かな国作りを目指した。かつては東方の蛮土と呼ばれた
イザークであったがシャナン王の治世のもと空前の発展を遂げやがて他の国々に勝るとも
劣らない一大強国に生まれ変わるのである

アグストリアは内乱の後グランベルに併合されて厳しい圧政のもとにあった。
それ故に新しい統一国家の建設は人々すべての願いで有りその願いは英雄エルトシャンの
ノディオン王家に託されていた。人々はアレスの帰国を熱狂して迎えた。それは、
アレスの中に若き日のエルトシャン王の姿を見いだしたからである。アレスは
共に帰国した恋人リーン、騎士デルムッドなどと共に統一アグストリアの再建に
力を尽くす。やがてアグストリアはアレス王のもとグランベルの最も有力なパートナー
として空前の発展を遂げるのである。

ヴェルダン王国は帝国の圧政下においてもほとんどかえりみられる事無く打ち捨て
られていたという。各部族は争いを繰り返し、治安は乱れ盗賊団が暴れ回っていた
そんな中で英雄ジャムカ王子の血を引くファバルとその恋人フィーの帰国は人々を
勇気付け、多くの若者達がファバルの元につどった。ヴェルダンの統一戦争は一年を
待たずして終結しファバルは王位についた。ファバルはグランベル、アグストリアの協力
を得て国を復興し、祖父バトゥが作り上げたヴェルダンを再び取り戻したのである
森と湖の国ヴェルダン、その美しい緑はシグルドの祈り、その透き通った湖は
ディアドラの涙だとこの国の人達は信じている..

長らく帝国の支配下にあったシレジアでは帰国したコープルが王位につき荒れ果てた
国土の復興に力を注いでいた。美しい大地と平和を愛する人々。レヴィンが
その命をかけて守ろうとしたシレジア王国はここにようやく完成されようとしていた。

そしてグランベルにはヴェルトマーにレスター、フリージにティニー、エッダにアーサー
ドズルにセティ、ヨハンとその恋人ラクチェ、ユングヴィにパティ、シアルフィに
聖騎士オイフェがそれぞれ戻り、グランベル王国のバーハラ王朝にはセリス皇子が
国民の圧倒的な支持によって国王として正式に迎えられた。王となったセリスは
国の復興と大陸の平和に力を注ぎ、差別や支配の無い豊かな世界の実現を目指した。
そしてその傍らにはいつも寄り添うようにして微笑む王妃ラナの姿と暖かな眼差しで
セリスを見守る皇女ユリアの姿が有った。のちの人々は言う、ユグドラルの歴史に
聖王ありき、その名はセリス...と

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