そして、バラライがシューインに乗っ取られた為、討伐隊時代の仲間、
ギップルとヌージ、ヌージを慕うルブラン一味が先に異界へ乗り込んでいる。
〜異界の奥、ヴェグナガンを操るバラライの前〜
ヌージ「バラライもヴェグナガンも奴の支配下だ」
ユウナ「シューインですね」 無言で操作するバラライ
ヌージ「だが策はある 上策とは言えんがな」パイン「聞きたいな」
ヌージ「奴は誰かの体を利用して行動する。だから..バラライを撃つ」
リュック「うそ」ヌ「運次第では死にはしないが体は役立たずになる。
シューインはバラライを捨てるはずだ。そこを俺の体に戻す」
パイン「あんたはどうなる」ヌージ「シューインと一緒に消える。
体に仕掛けをしておいた、シューインごと蒸発だ」
ユウナ「やっぱり..」パイン「あんたが..船長だろ」
ヌージ「...船長だからな」後ろを向く仲間達。
ユウナ「納得しないで、却下です」振り返る仲間達。
ユウナ「ヌージさんの作戦は却下です。だって2年前の私達と変わらないから
あの時私達は一緒に戦ってきた召喚獣たちを自分の手で倒した。
そうするしかなかったから。スピラを救う方法はそれしかないって
思ったから!大事な仲間が目の前で消えていく..どんな気分か分かる?
こうするしかなかった、どうにもならなかった
納得して、我慢して、覚悟して、受け入れるって決めていた
逃げたり、目を背けたりとか絶対しないって思ってた!だけど..
熱くなって..苦しくて..(祈り子の声:ごめん)
みんなは誉めてくれたんだ。頑張った、すごい、よくやったって
そう、数え切れないほどの笑顔。私もつられて笑顔になる。
でも、振り返ると..いるはずの人達がいない、
一緒に喜びたかった人がいないの(ジェクトの声:仕方ねぇって)」
「..うん、仕方ない。どんな事も仕方がない、おまじないみたいに
何度も何度も繰り返すんだ、だけど..ぜんぜん効かないんだよ?
唱えても唱えても..後悔だけ(ジェクト:ユウナちゃん..すまねぇ)
もう..そんなのは嫌。」首を振るヌージ
ユウナ「誰かが死ぬとか、いなくなるとか最初から決まってる
戦いは嫌なんだ」ユウナ、涙をこらえる。
ユウナ「ヌージさんが本気だって事はよく分かりました。
その心意気を、私に預けて!」
ヌージ「ふん、何か策があると」パイン「光?」
ユウナ「それは奥の手、その前に..ねぇリュック、どんなに凄くても
ヴェグナガンは機械だよね?何とかすれば壊せるよね」
リュック「う〜ん..たぶんね」後ろにギップル登場。
ギップル「始める前から考えこむなんて、らしくねぇんじゃねぇの」
ヌージ「お前ら..」ルブラン一味もいる。
ルブラン「ケナゲに待つのも、らしくないだろ?ダンナ」
ギップル「ヴェグナガンの破壊は可能、必ずきっと絶対にだ!なぜならば」
リュック「人が造った機械だから!」ユウナ「うん!」
ユウナ「注目!どうやらあいつを壊せそうです!」
後ろで音をたてるヴェグナガン。
ウノー(ルブラン一味)「ダハハハハハ!怒ってる怒ってる」
サノー「意外と単純な機械だな」
ヌージ「だがシューインは?」ユ「奥の手」ヌ「ほう?」ユ「愛」
ギップル「まじかよ!」ヌ「究極の幻想だ」ユ「上等っす!」
ユウナ「私達はシューインにレンの愛を届けに来た」
ルブラン「愛が届けばどうにかなる、と。いい話じゃないか。
あたしは乗るよ」突然起動しだすヴェグナガン!
パイン「あれは!」ヴェグナガンが起動完了!その全身を現す
(ジェクト:なぁに、こけおどしだ!)
(アーロン:過去の遺物に過ぎん)
(ブラスカ:ユウナには仲間がいるじゃないか)
笑顔のユウナ「皆で戦えば大丈夫!手分けして攻めよう!」
ルブラン「脚は任せな!」ギップル「俺らは上だ!」
リュック「んじゃ、尻尾だね!」ユ「みんな、行こう!」走り出す仲間
ヌージ、振り返り過去の仲間、パインに「またな」と一言。うなずくパイン
〜尻尾バトル後、苦戦のルブランを助け脚と戦闘、ついに上半身へ〜
ギップルのミサイル攻撃!だがヴェグナガンの反撃を受ける!
ギップル「だいぶ削ったんだけどな」パイン「とどめは任せて」ヌ「頼む」
戦闘に入る(一連の戦闘はアーロン達がアドバイスをくれる)
腕とコアを倒した後。パイン「次は?」
リュック「えっと..(皆が来る)もしかして、終わり?」
ヴェグナガンの頭上から声が。
シューインに操られたバラライ「その通りだ」ヌージ「バラライ!」
バラライ「ああ、すべての終わりだ!」ヴェグナガン再起動!
リュック「あっちも奥の手だよ」
(アーロン:いいや、悪あがきだ!ユウナ..終わらせてやれ)
ユウナ「はい!皆、落ち着いて!これで最後!」登っていくユウナ達
ヴェグナガンは大きく口を開き、巨大な大砲を空に向ける!バトル!
(ここのバトルで負けるとナギ平原が吹き飛ぶシーン有り)
〜ヴェグナガンに勝つ〜
ユウナの目の前にバラライと幽体のシューインがいた。
ユウナは「ガンナー」から「歌姫」のドレスフィアに変身する。
うつろなシューインにはユウナが恋人のレンに見える。
ユウナ「シューイン」シューイン「レン..?」
ユウナ「あなたに伝えたいの。1000年、届かなかった言葉。
...ありがとう。最後まで一緒に歩けて..嬉しかった」
シューイン「でも、君を救えなくて...」
ユウナ「いいんだよ。もう、ひとりで悲しまないで。眠って」
シューインがバラライから離れる。崩れ落ちるバラライ、
駆け寄るパイン。シューイン「消えていいんだな..ふたりで」
ユウナに近付くシューイン。だんだんレンじゃ無いと気が付く!
シューイン「違う」ユウナ「待って!」怒りに震えるシューイン!
シューイン「お前はレンじゃない..!」
〜シューインと最終バトル!〜
リュック「何で分かってくれないのさ〜!」
パイン「駄目だ、心を閉ざしている」ユウナ「やめて、シューイン」
ティーダとそっくりの技を使って来るシューインに勝つ。
ユウナ「シューイン」シューイン「お前に何が分かるってんだ」
ユウナから「歌姫レン」が幽体となって分離する!
シューイン「レン?」嘘だ!となぐろうとする手を受け止めるレン
シューイン「レン!」レン「やっとだね」手を握る
シューイン「ああ、1000年もかかって、やっとこれだけ」
レン「これだけでいい。もう充分だよ、君の気持ちだけで
胸がいっぱい。だから、もうやめよう?帰ろうよ」
シューイン「...いいのか?」
レン「何もかも1000年前じゃない。振り返っても遠すぎるから..
眠ろう?シューイン。ずっと一緒に」うなだれるシューインの
頭を抱きかかえるレン。レン「新しい歌、聞かせてあげる」
レン、振り向き「有難う」ユウナ、黙ってうなずく。
レンとシューインが光となって消えていく...
そして、帰り道。
ウノーとサノーがルブランに叱られているのを見て笑うカモメ団
バラライ達も楽し気に談笑しているようだ。
-Story Level 5 Complete!-
異界の花畑を歩く3人。ここでまるボタンで口笛を吹くと
祈り子登場(ただしビサイドクリア、ルカクリア他条件有り)
振り返るユウナ。祈り子「有難う」ユウナ「どういたしまして」
祈り子「ねぇ、聞こえたんだね。彼に..会いたい?」ユウナ「彼?」
祈り子「そう、彼。一緒に歩きたい?」
選択「一緒に歩きたい」「このままでいい」
このままでいいを選ぶとユウナの胸で生きている、という事で
スタッフロール後の復活無し。ここは一緒に..を選びました。
祈り子「約束は出来ないんだ。でも..やってみる」
消える祈り子の少年。後ろ髪を引かれるように歩くユウナ。
〜ルカスタジアムで演説するヌージ、ギップル、バラライ〜
ヌ「いつかは友と一緒に船に..俺を支えてくれたのはそんな想いだ。
やがて多くの仲間が集い 新しい船が生まれた それが青年同盟だ」
盛り上がる会場。バラライ「新エボン党という船にも
たくさんの人が乗っていた」会場から拍手。
ギップル「一人で漂うのが不安だから まとまって船に乗りたい
って奴が大勢いたんだ。まぁ 俺もその一人だけどさ」
バラライ「一人では出来ない事も仲間がいればたやすく可能になる」
肩を組む3人。ヌージ「船に乗る事で手に入れた 大きな力だ」
バラ「でも力の使い方を間違えて..船と船が争う事になってしまった」
ヌージ「すまなかった」頭を下げる2人、ギップルも後から下げる。
バラライ「忘れていたんだ。僕達は生まれた時から一緒に
大きな船に乗っていた スピラという船に」
ヌ「この船の行き先は誰にも分からない。だが確かなのは..
(おどけた表情で)どこへ行っても、どうにかなるさ
俺達は生きてるし、ナギ節は続く」拍手と歓声。
ギップル「今回の事件で、俺らは揃ってある人に世話になった。
ああ、みんなも知ってるあの人さ!本当はここに呼びたかったんだが」
〜ギップルの回想、ルカの外で飛空艇の前で話す〜
3人が誘った様で、考える風に腕を後ろに回すユウナ。
ポン!と手をうち、はねかえる様にヌージ達を見ると
「わたしの場所に帰るっす」と一言。
すぐ向き直ってリュック、パインと手を合わせる。
〜ルカスタジアム〜
ギップル「どこかの空で元気にしている。それが彼女の伝言だ!」
盛り上がる会場の側から巨大なカモメ団の飛空艇が!
アニキ(リュックの兄)の声「カモメ団!また会う日まで!」
と言い残し、空の彼方へ飛び立つ。
〜飛空艇、甲板にいるユウナ達3人〜
リュック「ちょっともったいなくない?すんごいパーティーも
あったんでしょ」パインは「こっちも毎日パーティーだろ」と笑う。
ユウナ「もっと、高く!」アニキの声「りょうかーい!」
ユウナ「もっと、速く!」アニキの声「りょうかーい!」
ユウナ「声がちいさーい!」アニキ「りょう、かぁあ〜い!」
どこまでも続く雲の上。3人の笑顔。
ユウナ(いろんな事がありました。これからもきっと色々あって..
私は泣いたり笑ったり、怒った後で笑ったり)目を閉じ風を感じて
ユウナ(変わっていくんだ、そうやって..それが私の素敵な物語)
笑顔のユウナ。一気に大空へ登る飛空艇。
ユウナ(きっかけは キミが映ったスフィア...)
〜スタッフロール〜
普通だとこの後は夕空のザナルカンド。誰もいないで終わる。
(祈り子に「彼に会いたい」と言った場合で条件を満たす場合のみ)
スタッフロールが終わった後、ティーダが水中にうずくまって登場。
まるで寝ていたように伸びを1回し、上に向かい泳ぐ。
どんどん上へ、顔がアップになった所で「ぶわっ」と海から顔を出す
回りを見渡すティーダ。そこは懐かしのビサイド島。
突然ティーダが口笛を吹くき、ゆっくり水面を泳ぐ。
上空を見上げて「よっ」と体を起こすと平泳ぎで陸へ向かう。
ティーダが浅瀬にたどり付き歩いている。上を見ると飛んで来る物が..
不思議そうだが穏やかに見るティーダ。一気にそれはティーダの側を
駆け抜ける。カモメ団の飛空艇のハッチが開き、ユウナが駆けおりる!
ダッシュでかけるユウナと笑顔のティーダ、手を広げ抱き合う。
ユウナ「本物?」ティーダ「たぶん」お互いの顔を見合って、
ティーダ「どうッスか」ユウナ「うん..おかえり」
泣きそうなティーダは「ただいま」と抱き締める。「..ただいま」
ギュっと抱き締めるティーダに「おかえりなさい」と
手を背中に回すユウナ。パインとリュックも笑いながら見ている
ワッカ「こら!どっか ほかでやれ!」
ハっと気が付くと浜辺中にビサイドの人々が集まっている!
ワッカ「よう!」喜ぶ人々、ブリッツのメンバーもルールーも。
ティーダ「邪魔するなっつーの!」
手を広げてルールーの方を見るワッカ。微笑むルールー、
抱きかかえた赤ちゃんもスヤスヤと眠っているようだ。
ハッチから「おーい」と手を振るリュック。
笑顔のティーダはユウナの手を握ると一緒に陸へ走り出す。
クスクスと笑うユウナはティーダを追い抜く。「おっ」
よろけるティーダ、「つうかさ 変わったよな」と今さら。
ユウナ「そりゃあ 色々ありましたから」
ティーダ「聞きたい!」ユウナ「うん!」浜辺に向かう2人。
陸では沢山の人が待っている。カメラは上空へ上がっていく..
ユウナ(きっかけは キミが映ったスフィア...)
最後に飛空艇の上のカモメの彫り物を映して
THE END-戻る
(これはストーリーコンプ90%の物で、100%だと変わる様です)