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母を訪ねて三千里
世界名作劇場2番目。マルコは突然音信不通になった、
出稼ぎに出た母を探して1人で旅に出る。そして病気になっていた母に会う。

〜本編「母さんとジェノバへ」〜
マルコとお母さんがお世話になっているメキーネスさんの家の
手伝いをしている。馬車で荷物を運び、レンガを渡す、動物のエサをやる。
マルコ「おはようございます!」医者「やあマルコ、元気かね」
医者と母さんが笑っている。マルコ、煙突掃除をしていると
おばさん「マルコ、ごはんよ」と呼ばれ、お母さんと一緒に食事をする。
奥さん「マルコ、これを農場のだんな様の所へ届けてちょうだいな」マルコ「はい」
マルコ「メキーネスさん!」メキ「どうしたマルコ?」マ「奥様からです」
メキ「御苦労さん」手紙を開く。メキ「分かったと伝えてくれ」マルコ「はい」
おじさん「アンナさんによろしくな」マルコ「はーい」花を摘んで帰るマルコ。
母が立って歩いているのを見つけ駆け出すマルコ「お母さん?いいのもう起きて?」
母「やっと先生のお許しが出たの」マルコ「わー、良かった!」奥さん「マルコ、
お母さんはすっかり良くなったそうよ。先生が太鼓判を押して下さったわ」
マルコ「本当ですか、先生」医者「君の介抱がこんなに効き目が有るとはねえ」
奥さん「今日は先生にも出席していただいて、全快祝いをしますからね、楽しみに
しててね」マルコ「は、はい。有難うございましたロドリゲス先生!」
先生達が去るとマルコ、母に抱き着き「お母さん」と泣き出す。母「マルコ..
皆あなたのお陰よ。あなたが母さんを訪ねて来てくれなかったら、母さんは
二度とあなたに会えなかったでしょうね」マルコ「お母さん、お母さん!」
母「マルコ!..まあ、もうこの花が咲いているのね」マ「お母さんが好きな
色だと思って帰り道に、僕」母「有難うマルコ。母さんは今、とっても幸せ」

マルコ「お母さん..あっ、郵便屋さんだ!!」手紙をもらい、1通を母に持って来る
マルコ「有った!やっぱり有った、お父さんからの手紙だよジェノバから
手紙が届いたんだ!」母「マルコ、母さんに読んでちょうだい」マルコ「うん。
1日も早く母さんが元気になるのをトニオ(マルコの兄)と共に祈るばかりだ。
そして聞いて欲しいトニオがとうとう機関士になったんだ..機関士に!お母さん!」
母「トニオが、トニオが機関士に!」マルコ「これで私の借金も何とかこちらで返して
いけるめどがついた訳だ。それにもう1つ診療所の方もその後協力者が少しずつだが
増えてきて、どうやら..どうやら」母「きどうよ」マルコ「どうやら軌道に乗り始めたと
言える所に来ている」(父の声がオーバーラップする)父「本当に母さんやマルコには
苦労のかけ通しだったが、その努力がやっとジェノバの街に実りかけているのだ。
後は母さんが治り次第1日も早く2人にこのジェノバへ帰ってもらう事だが、
近い内に何とか工面してそちらでかかった費用や旅費を送りたいと思っている。
もう少しの辛抱だ、どうかそれまでメキーネスさんへのご恩返しも兼ねて、
2人で頑張って欲しい。私もトニオも頑張る。アンナ、まずとにかく体を治して欲しい
マルコ、母さんを頼んだよ。4人は離れて暮らしていても心は1つだ、そうだろうマルコ」
マルコ「うんそうだよお父さん、トニオ兄さんやったね!出発進行ー!..ハハハ。
頑張ろうね、お母さん!」母「ええ、働くわ、お母さん。精一杯働いてお世話になった
御恩返しをして、一緒に帰りましょう」マルコ「お母さん!」2人で空を見上げる。

〜完治祝いの夕食〜
母「本当にお礼の申し上げようもございません。どうか御恩返しが出来るまでこれまで通り
ここで働かせて下さい。本当に、本当に有難うございました」拍手する医者とメキーネス夫妻。
メキ「では乾杯の前に、先生と家内から2人にささやかな贈り物が有るという事なので。」
医者「いやいや私の方はとても贈り物などと言える代物では無いので」奥さん「だったら
私だって同じですわ、これはジェノバとの音信が途絶えてから、私があずかっていた
あなたのお給料。」母「奥様」奥さん「ジェノバまでの旅費に当てて下さいな」
母「とんでもない、これは私達がお世話になった費用の一部に当てて下さいと..」
奥さん「アンナ、先生はあなたの治療費を受け取って下さらなかったの」母「え?」
医者「情けない話だが、マルコ君が来てくれなければ手術は成功したかどうか。
とにかく、私の腕では無いと思っている」母「先生..」医者「それに、ジェノバの
貧しい人々の為に診療所で頑張るピエトロ.ロッシ君への友情の印と思って下さっても良い」
母「先生」医者「私らにはとても出来る事じゃ無いな、メキーネスさん」メキ「うん」
母「でもだんな様とてもこんなにしていただく訳には」メキ「良いじゃないか、それ位の事
私達にさせても。それにあの晩のマルコの決心が将来も変わらなければ、我々はいずれ
素晴らしい医者をアルゼンチンに招く事になる。その為の投資と思えば安いものだ、ねえ先生」
奥さん「そうよ、アンナ。私も今日まであなたに何から何まで教わるばかり。これ位の
お礼はさせて下さいな」母「奥様!!(泣く)」奥さん「アンナ..」
メキ「では乾杯といきますか」マルコ「僕、僕誓います!必ず立派な医者になって
アルゼンチンへ戻って来ます!」メキ「そうだ、それでよろしい!」マルコ「有難う、
有難うございます!メキーネスさん、ロドリゲス先生!(涙をこらえるマルコ)」

〜お別れ 馬車から〜
マルコと母「さようなら!」奥さん「体に気を付けてね!」2人「さようなら!」
汽車に乗る。マルコ「お母さん、ここだよ!ここ、ここ!」出発する汽車

〜CM後、線路でマルコを待つ兄妹〜
妹「本当?マルコが通るの?」兄「本当さ!ちゃんと知らせてきたんだ。良いか、
マルコに聞こえるようにでっかい声を出すんだぞ」妹「分かった」兄「聞こえる..そら来たぞ」
汽車の窓からマルコが顔を出す「良い?もうすぐだよ、もうすぐなんだ!ほらあそこ!
パブロー!フアナー!」兄妹「マルコー!!マルコー!!」手をふりあう。
妹「見えたわマルコのお母ちゃん」兄「とうとうやったんだぜマルコのやつよ」
妹「あっ、マルコに有難うっていうの忘れた」兄「ハハ分かってるさマルコの奴は」
(パブロの妹フアナが病気の時、旅費を使って医者を呼んであげた事)
兄「おーい!元気でやれよー!」妹「有難うマルコー!」
マルコ「あっという間だったね」母「本当に良いお友達が沢山出来たのね」マ「うん..
ね、ロサリオに着いたらイタリアの街に寄っても良い?」母「もちろんよ」マ「わーい」

居酒屋で大人達と肩を組み歌うマルコ、見守る母。母と抱き合うマルコ。

船。船員マリオ「おお、イザベリーナ、許しておくれな、怨むんならこの俺じゃ無くて
この老いぼれ船長を怨むんだぞ」船長「うるせ!このやろ」そこに船が通りかかる。
マルコ「あっ、マリオ!」マリオ「おっマルコだ!船長マルコだよ!」船長「何を」
マルコ「マリオ!船長!僕だよ!母さんに会えたんだ!」マリオ「マルコ!」
船長「マルコー!」船長とマリオ、海に落ちるがすぐ顔を出す。
マルコ「ふふふ、平気なんだあの2人。有難う、船長、マリオ!」
母「マルコが、マルコが本当にお世話になりました!」マリオ「おおっ、
おふくろさん見つけたらしいぜ!」船長「たいした奴だ」マリオ「元気でやれよ」
船長「ところでお前も元気じゃねえか」マリオ「あっいけねえ。おいら泳げなかったんだ」
突然おぼれるマリオ。船長「へっ、てやんでい」

船が上陸するがアメディオがかけていく。マルコ「?..フィオリーナ..!フィオリーナ」
フィ「マルコ!(喜ぶ)」マルコ「フィオリーナ、どうしてここへ?」
フィ「会えたのね、お母さんに!」マルコ「うん。お母さん!」
母「あなたがフィオリーナね。」フィ「良かったわね、マルコ、本当に、本当に」
マルコ「うん。皆のお陰だ」母「有難うフィオリーナ」その晩、一座の踊りを見て行く。
朝、船着き場。ペッピーノ「いやあそんな訳でバイアブランカをひきはらって
ボスコの店に転がり込んだ訳ですがこれがまあばか当りでしてな、まあやっぱり
我々庶民の芸術は庶民と共に有らねばならんと、こう痛感している訳でして」
姉「お父さん、もう乗船よ」フィ「さよならマルコ」マ「じゃあ、きっとまた
会おうね」フィ「うん。偉いお医者様になってきてね」マ「ああ、頑張るよ。
でもペッピーノさん達には秘密だよ。」フィ「ふふ..良かった」
「ミケランジェロ号へお乗りの方!最後の船が出ますよ!」
フィ「急いで、マルコお母さんと」マ「手紙を書くよ!」母「さよなら、フィオリーナ
ほんとにありがと。」フィオリーナを抱き締める母アンナ。
ペッピーノ「達者でな、マルコ!」姉「お幸せに!」2人「さよなら!」
船が出る。姉「良かったわね、マルコのお母さん」ペッピーノ「うん」
フィオリーナ「帰ってくるって..マルコは必ず帰って来るって..」

〜ジェノバへ帰ってきた母とマルコ〜
船からマルコ「ジェノバだ!お母さんジェノバに帰って来たんだ!」
船着き場。マルコ「あっお父さん!トニオ兄さん!」トニオ「マルコー..アメディオ」
父「苦労かけたな」マルコ「ううん、素晴らしかったんだ僕の旅。お父さんが行かせて
くれたお陰で」父「マルコ..」トニオ「母さん?お帰りなさい!母さーん!」
母「あなた..」父「アンナ」抱き合う両親。トニオ「やったな!マルコ」
マルコ「兄さんだって!機関士おめでとう!」トニオ「医者になるんだって?」
マルコ「うん、決心したんだ」トニオ「お前になれるかな?」マルコ「なれるさー!」
トニオ「皆待っているんだ、ごちそうを用意してな。エミリオも来てるぞ」
マルコ「本当?」荷物をかかえる両親。トニオ「おっ、いけね」
荷物を代わりに持ってあげるマルコとトニオ。家族4人で街へ去っていく。

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