犬夜叉(TV版)第1話
戦国時代、とある村。「犬夜叉だ!」とおびえる人々
捕らえる為のアミを切り裂き犬夜叉登場、一気に宝物庫へ飛び込む
美しく輝く四魂の玉を盗む犬夜叉、村人の攻撃をかわしジャンプ。
「ざまあみやがれ!これさえあれば俺は本物の妖怪になれるんだ!」
弓を構えた巫女、桔梗が登場。「犬夜叉!」と矢を放つ。
矢は犬夜叉に命中、そのまま御神木に封印された。「き、桔梗..
てめえ、よくも..(そのまま気を失う)」血だらけの桔梗が落ちた四魂の
かけらを拾う。楓(少女)「お姉さま!」「桔梗様!」「ひでえ傷だ」
「お姉様、この傷は?」桔梗「自分の不甲斐なさ、それがこの始末だ。
四魂の玉、こんな物の為に..」「お姉様、早く手当てを」「私はもう
助からぬ。だから..よいか楓(かえで)これを、この四魂の玉を
私の亡がらと共に燃やせ。二度と再び悪しき者の手に渡らぬ様に..うっ」
「お姉様!お姉さまーー!!」桔梗(四魂の玉は私があの世に持ってゆく)

第1話「時代を超えた少女と封印された少年」

現代、少女かごめの家。かごめ「四魂の玉?」祖父「うむ。これさえ有れば
家内安全商売繁盛間違い無しだ!」「このビー玉売ろうっての?今時
はやんないよ、こんなキーホルダー」「たかがキーホルダーとあなどるなかれ
この先っちょにぶらさがるのは四魂の玉と呼ばれるこの神社の..ん?」
ブヨ(ネコ)と遊ぶかごめ。「オホン!まあ聞きなさいかごめ、そもそも
この神社に伝わる四魂の玉の由来..この玉の由来はなー!」
「それよりじいちゃん、明日は何の日か覚えてる?」
「可愛い孫の誕生日を忘れる訳がなかろう!」「わあ!プレゼント?」
「幸福を呼ぶカッパの手のミイラだ。そもそもその由来はな」
「お食べ、ブヨ」「あーこら!もったいない!」

かごめ(由来、由来かあ。あたしの家はとっても古い神社。
樹齢千年の御神木だの、いわく有りげな隠し井戸だの、いちいち
由来が有るらしいけど何度聞かされても気にもかけなかった。
15歳になった今日までは)

母「かごめ、お友達から」かごめ「予習のノートでしょ?いいよ、じゃ
今日持っていく、分かってるって。行ってきまーす!あれ?草太?」
草太「姉ちゃん」「ほこらで遊んじゃ駄目でしょ?」「だってブヨが」
「隠し井戸の中に?」「ブヨー!下にいると思うんだけど..」
「降りれば?」「だって、ここ何か気持ち悪いじゃん」「何怖がってんの
男のくせに」井戸から音がする。「うわあ!何かいる!」「だからネコでしょ
..ったく」かごめが降りていく(!何の音?え..井戸の中から?)「うわあああ」
草太「うわっ..ブヨ?」ブヨがかごめの足元にいる。草太「あービックリした
大きい声出すなよ姉ちゃん!」「あんたねえ!あたしはあんたの代わりに
捜してあげてたんだから!」「はあ..ん?姉ちゃん!」井戸が割れ
妖怪がかごめをつかんで井戸にひきずり込む。「姉ちゃーん!」

妖怪「ああ嬉しや、力がみなぎって来る。わらわの体が戻ってゆく。
お前持っているな、持っているのだな」かごめ「いや離して気持ち悪い
離してー!」かごめが妖怪の顔に手をやると妖怪が離れる。
妖怪「おのれ、逃しはせぬ!四魂の玉ぁ..」「し、四魂の玉?」

異次元から井戸に戻るかごめ。「ここは..井戸の中..(何だったの今の夢)
夢じゃ無い..出なきゃ。草太!いるんでしょ?じいちゃん呼んで来て!
逃げたな、あいつ!よっと..」井戸の外はのどかな大自然の中。
(ここ..あたしほこらの井戸に落ちたはず)「じいちゃん!ママ?じいちゃん
ママ!草太..ブヨ..?うちの神社が無くなってる..あっ!御神木!」
(良かった、ここは家の近くなんだ!)御神木に駆け寄るかごめ。
そこに矢で封印された犬夜叉がいる。(男の子..)「あの、何してるの?」
(これ、人間の耳じゃ無い!..触ってみたい..)犬耳を触るかごめ。
「あ、こんな事してる場合じゃ無いのに」突然弓を構えた人が登場
「そこで何をしておる!?」「えっ?」あっけなく捕まったかごめ。

「ちょっと!縛る事は無いでしょ?」村人「奇妙な服を着た小娘じゃ」
「他国の者か」「また戦か」「田植えの前に只でさえ人手が足りぬと言うのに」
「キツネが化けたんじゃ無いかね」「戦なんかよりその方がまだいい」
かごめ(ちょんまげ、ちょんまげ..何なのここはー!?)
村人「道を開けろ!巫女の楓様だ」(あーまた変なのが出てきた)
楓、塩をあびせる。「もうっ!何すんのよ!」と怒るかごめ。
楓「犬夜叉の森の中に居たというので妖怪もののけの類かと思うたが」
村人「やはり隣国の間者でしょうか」楓「この村を襲うて何になる
食うに精一杯のこのような村を..ん?」かごめの顔をじっと見る楓。
楓「おぬし、顔をよくお見せ!もっと賢そうな顔をしてごらん!」
かごめ(んま!くうう〜)楓「似ている..桔梗お姉様に」

夜、楓の家でごちそうになるかごめ。「おいしそう、いただきます」
楓「すまなかった。近頃は戦ばやりで若い者は殺気だっておる。この村は
戦など無関係と言っても理解をせんで困っておる所じゃ」「あの、ここ
東京じゃ無いんでしょうか?」「東京?いや聞いた事が無いが..それが
おぬしの生国か?」「ええまあ。そろそろ帰りたいかなーって」
(あれ..でもどうやって帰れば良いんだろう)桔梗を思い出す楓。
楓(あれから50年になるか..)妖怪は突然むらを襲いだす。

楓「何事じゃ!?」村人「物の怪だー!」かごめ「あっ!あいつ」
妖怪「四魂の玉をよこせぇ」楓「四魂の玉だと?おぬし持っておるのか」
かごめ「分からない、知らないわ!そんな玉の事なんか」
妖怪「よこせよこせー!」村で暴れる妖怪。
かごめ(あいつ、私を狙ってるんだ!)村人「槍も矢も効かねえ」
楓「これは枯れ井戸に落とすしかない」「枯れ井戸って?」
「犬夜叉の森に有る井戸じゃ」(あたしの出て来た井戸だ)
かごめ「森はどっち?..あの光ってる所ね」楓「今何と?」
「こいつは私を追って来るから!」森へ走り去るかごめ。
楓「あの娘、常人には見えぬ森のしょうきが見えるのか」

走るかごめ(助かるんでしょうね、私。助かるの?おじいちゃん、
ママ助けて!助けて、誰か助けてよー!)意識を取り戻す犬夜叉。
犬夜叉「匂うぜ..俺を殺した女の匂い!近付いて来る..くっ」
封印の矢が抜けない。「くそお!」 CMへ。

妖怪「よこせ!四魂の玉を」かごめ「そんな物持って無いのに!」
妖怪の体当たりをよけるが飛ばされるかごめ、犬夜叉の下に。
犬夜叉「おい桔梗!百足女郎みてーな雑魚相手に何やってんだ」
(え..?今しゃべった?)「..生きてるの?」
犬夜叉「1発で片付けろよ桔梗、俺を殺った時みてーによ..ん?
何ボケた顔してんだ桔梗!もうヤキが回ったのか桔梗さんよ!」
「ちょっと!桔梗桔梗って何言ってんのよ!言っておきますけどね
あたしの名前は..」「来るぜ」妖怪の攻撃をさける。村人が来て
妖怪を攻撃。かごめ「た、助かった」「ケッざまあ無えな桔梗」
「あんたねえ!人違いしないでよ!あたしは桔梗なんかじゃ無いって
言ってるでしょ?」「ふざけんな!こんな鼻もちならねえ匂いの女
お前の他に誰がいるんだよ!..ん?桔梗..じゃ無え」

「分かった?私の名前はかごめ。か、ご、め!」
犬夜叉「桔梗はもっと賢こそうだし、美人だ」(んまー)
突然妖怪につかまれるかごめ。「離してー!」犬夜叉の髪をつかむ。
「痛ててて!お前こそ離せー!」村人と共に楓が到着。
村人「楓様、犬夜叉が」楓(犬夜叉が目覚めた?永遠に溶けぬはずの
封印が何故?)妖怪「よこせ!四魂の玉を」かごめ「離して!」
犬夜叉(四魂の玉?)襲う妖怪にかごめが手をかざすと妖怪の手が取れる
かごめ「そうだ..井戸の中でもこんな事があった..何であたし
こんな事ができるの?あ、何か光ってる」かごめの横腹が光る。
そこを妖怪が傷付けると体の中から四魂の玉が飛び出す!
(あたしの中から..あれが四魂の玉なの?)また犬夜叉の近くに落ちる
犬夜叉「その玉を俺によこせ!早く」妖怪に体を巻きつかれた犬夜叉とかごめ
妖怪「四魂の玉を狙う半妖の小僧がいると聞いたがお前かい」
かごめ(半妖?こいつ..何なの?)犬夜叉「なめんなよ、百足女郎。
てめえみてえな雑魚、俺が本気を出しゃなあ」「あんた、さっきから
態度でかいけど強いの?ねえ、強いの?」妖怪「はりつけにされておる
奴に何を望むというのかのう、ほんに見事に封印されておるわ。フフ
そこで指をくわえて見ておいで!」四魂の玉を飲み込む妖怪。

犬夜叉「ああっちきしょう!玉を食っちまったぞ!」「腕が戻っていく」
変化する妖怪「ああ嬉しや、妖力が満ちて来る!」巻き付く力が強くなる
「もう..駄目」「オイ!この矢抜けるか?この矢が抜けるかって聞いてんだよ」
「この矢..?この矢の事」楓「抜いてはならん!その矢は犬夜叉の封印の矢
そやつを自由にしてはならん!」犬夜叉「何ねぼけた事言ってやがんだババア
てめえもムカデのエサになりてえのか!そいつが玉を完全に取り込ん
じまったら終わりなんだぜ!どうした?お前もここで死にてえのか!」
かごめ(こんな..こんな訳の分からない所で..死ぬのは..嫌ーー!)
かごめが矢をつかむと犬夜叉の封印の矢が消える。
楓「消えた!お姉様の封印の矢が!」かごめ「犬..夜叉?」

犬夜叉「フフフ..ハハハ!」妖怪の体をかごめごと吹き飛ばす。
妖怪「小僧」犬夜叉「うっせえババァ!散魂鉄爪!!」
妖怪の体を1撃で真二つにする。かごめ「こいつ物凄く強い!
(妖怪の残骸を見て)わ!まだ動いてる!」楓「光る肉片が見えるか?
その中に四魂の玉が有る!その玉を取り出さねばこ奴は何度でも
よみがえる事になるぞ」「じょ冗談じゃ無いわ!えーと、見える!あそこ」
楓が四魂の玉を取ると妖怪が溶けて消える。四魂の玉をかごめに渡す楓
楓「この玉はそなたしか扱えぬ。(桔梗お姉様の面影を持つそなたしか)」
かごめ「何で私の体の中にあったの?こんな妖怪が強くなる為の玉を」
犬夜叉「そうさ!人間が持っていてもしょうがねえ代物さ!
俺の爪の餌食になりたくなかったら大人しく四魂の玉を渡しな!」
かごめ(え?え?こいつ、ヒーローじゃ無いのぉ!?)

〜エンディング〜

予告:半妖って事は半分妖怪で半分人間って事?だったら
人間の味方してくれても良いのに!四魂の玉を奪おうと妖怪が..
何故私の体の中から..私に似ている桔梗って誰?
それにどうして私は戦国時代にいなきゃなんないの!?
次回、犬夜叉「四魂の玉を狙う者たち」お楽しみに!

犬夜叉のツボ
1.犬夜叉 「四魂の玉を狙う半妖の少年。かごめの力で
封印を解かれた。得意技は散魂鉄爪、飛刃血爪。

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