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あしたのジョー(TV版1話)
ジョーが口笛を吹きながら泪橋を渡って来る。

〜第1話「あれが野獣の眼だ!」〜
東京の下町、ドヤ街。子供達が遊ぶ中、丹下段平(後のジョーのトレーナー)
は土管の中で酒ビンをあおるがカラに。「くそー!誰か酒持って来ーい!ちくしょう
てやんでい」ビンを割る丹下、眠りだす。一方ジョーが街に到着。
子供達「何だ?」「いやに気取ってやんな」ジョーが気配に気付き口笛を止める。
子供(太郎)「あの野郎かよ、流れ者ってのは」キノコ「ハイ」
太郎「ようし、皆俺について来い!」屋根の上からゴミの入ったドラム缶を
ヒョロ松が落とすが「おおっとこのー!」と素早くよけ蹴り返すジョー。
ゴミ缶は太郎の顔に命中。ジョー「やいやいドブ猫ども!俺に何か用があんのか?
用があんならさっさと来てみな!」影にかくれる子供達。「場合によっちゃ
相手になって可愛がってもいいんだがよ、さあどうしたそのでかいの。
..フン、用が無いなら俺は行くぜ」隠れたままの子供達と歩き出すジョー。

酒場から丹下が「コノヤロー」と蹴り出される。「飲みたかったら金を持って来な」
丹下「じいさんそう言うなよ、一杯だけだよ」「しつこい!とっとと消え失せろい」
丹下「あんちゃんよ」ジョーの足をつかむ。「何すんでい!」無視して進むジョー。
丹下「待ちな。へへお若いの、お前あんまり見かけない顔だが流れ者か?まあいいや
すまねえがちょっと貸してくれ。百円か二百円で良いんだ。助けると思ってよ、
あんちゃん頼むよ」杖を蹴り、丹下を倒すジョー「俺に触るなってんだ!」
丹下「何だとこの野郎!ふざけやがってこの」立ち上がる丹下、子供達が来る。
太郎「オイ皆見てみろ!あの野郎、拳キチにケンカ売りやがった」
キノコ「ヘヘこいつはちょっと面白くなって来ましたね」

ジョー「おっちゃんよ、そんなに酔っぱらっててケンカが出来ると思ってんのかい」
丹下の攻撃をかわしひざ蹴りを決めるジョー、丹下倒れる。
キノコ「見たかよ今の拳キチを一発で」ジョー「ヘヘおっちゃんよ、だから
よせって言ったろ。ま、金をたかるのはしらふの時にするんだな」
いきなり笑い出す丹下。「やれやれおっちゃんまだ懲りねえのか..お望みとありゃ
もう一発!」今度のジョーのパンチは見事に丹下に止められる。
丹下「お前なかなか良いバネしてるなあ。どうだい俺と一緒に組まねえか、
俺と一緒にボクシングやる気ねえか」「ボクシング?」「そうよ拳闘よ!
お前なら出来る!俺がコーチしてやりゃきっと出来る!やってみな」「よしな!」
「なあどうだ俺と組んでボクシングやる気は無えか」
キノコ「拳キチめ、また始めたぜ、アハハハハ」笑う子供達。
丹下「なあ若いの!」「うるせえな!おっちゃんあんまり近付くなってんだい
酒臭えよ」口笛を吹いて去るジョーと赤い顔で息をかぐ丹下。

ジョーが歩いていると少女(サチ)がヤクザに連れられている。
サチ「いやー!離してよ」ヤクザ「うるせーな静かにしろい!」
「あたいが一体何したって言うんだよ離せ」「やかましいネタは上がってるんだ」
太郎「あっサチがやられてるぞ!」ヒョロ松「鬼姫会!」
ジョーとヤクザがぶつかる。「どきなあんちゃん、ちょいと邪魔だよ」
ジョー「何だ?どきなとは何だ!ヘン!ここは銀座の大通りじゃねえんだからな
間違うない!てめえらみたいに横に連なって歩いてたんじゃ通れるもんも
通れねえじゃねえか!どうしても通りたかったらてめえらの方がドブの中でも
屋根の上でも好きな所を這ってきな!分かったかい!ヘッその顔じゃ分かっちゃ
いねーな。」「オイ若いのお前どうしても痛い目に会いてえのか?」
「痛い目?ねえどんな思い?」「何?」サチ「お兄ちゃん、やめた方がいいよ
やめなってば(サチ、ジョーの後ろに逃げる)こいつらねえ、ひどい事
ばっかりしてる鬼姫会のやつらなんだ」「何イこのアマ盗人のくせして
でしゃばりやがって!」子供達「サチやめろよ」サチ「盗人なんかじゃないやい
おでんを一串ちょうだいしただけだよ」平手打ちされるサチ。
ヤクザ「嘘付け!おでんと一緒に屋台の売り上げもかっぱらいやがったじゃねえか」
「嘘だよ!おでんだけだよ」「この!」さらになぐられ泣き出すサチ。

ヤクザ「とまあ、そういう訳でこれからこいつの親父の所へねじ込もうって寸法だ
分かったかい坊や、俺達この道をどうしても通りたいんだよ、え?」
ジョー「じゃ通りなドブの中へ」パンチでヤクザをドブへ落とす。
その他のヤクザも全てKOするのを驚いた顔で見る丹下と子供達。
丹下(おお、このパンチだ!この強烈な殺人パンチだ!俺の目に、俺の目に
狂いは無え!見つけたぞ!とうとう見つけた!見つけたぞー!!)
ヤクザを倒したジョーの元へ「あんちゃんあの、これ」と荷物を持ってくるサチ。
「どうも有難うよ」「ねえあんちゃん、あんた名前は何て言うんだい?」
「俺かい?ヘっ名乗るほどの者じゃ無いがね、ジョー、矢吹ジョーってんだ」
「ジョー!かっくいい!」「ま、そういう事さ。おでん泥棒のお嬢ちゃん」
コケるサチ。「おお難しい顔してんな、もしやお前トイレに行きたいと違うか?」
「イーだ!」「ハハ、まあいいや今度はおでん一串なんてケチな真似しねえで
屋台ごとかっぱらっちまえ屋台ごと。人間たるもの常にでっかくなくちゃいけねえな
ハッハッハ」去ろうとするジョー、泣くサチ。ジョーの頭にゲタがぶつかる。
サチ「何さ、泥棒だのトイレだのって!それがこのレディに対して言う事かい」
「レディ?いや悪かった本当にすまなかった」「つまりその素直に謝られると困るけど」
「だけどお前早くトイレに行った方が良いぜ?それともまだおしめをしてんのか」
「あ?おしめ?くうー!ちくしょー」「あばよ!おしめさん!」去るジョー。
キノコ「あーあとうとう泣かせました」丹下(間違いねえあいつだ!あいつこそ俺が
長い間探し求めていたやつだ!ジョー..矢吹ジョーか!)CMへ。

夜、宿屋に上がり込むジョー。「ちょっとお客さん!いや困るなうちは皆先払い
なんだよ」ジョー「よーこの家の主人か、今晩とめてもらうぜ」「百五十円だよ」
「それがよあんまり安くて細かいのが今ねえときてるな」「お一人様お帰りだ」

おばさん「ダメダメ出てっておくれ!このドヤじゃね、金の無い奴は公園や
橋の下で寝る事に決まってんだよ!」「そんなおばさん、この寒空にあわれな
少年をおっぽり出す気かい」「何が哀れな少年だ!いい若い者が!屋根の下で
寝たかったら昼間一生懸命働く事だよ」「分かってるよ。だから廊下の掃除でも
何でもして..」「うるせえ」扉をしめるおばさん。「チッ!べらんめい!」

丹下があとをつけていた。土手で寝るジョーに声をかける。
丹下「おい若えの、こんな所で寝たら風邪をひくぞ..その体をワシにあずけねえか
悪いようにはしねえから。ワシがこれからみっちりボクシングを仕込んでやる
ワシがコーチしてやりゃお前は一流のボクサーになれる。そうすりゃこんなドヤ街に
くすぶってる事はねえし..お前だってその方が御機嫌だろ?あ?ジョー」無視する。
しばらく寝たジョーは丹下のオーバーと近くにおでんが置いてあるのに気付く。

公園、丹下と浮浪者がたき火をしている。「いやああんたの拳闘キチガイにも驚いたね
いくら見込みが有る奴だからって一丁前のオーバーまでやっちまうなんてさ」
丹下「ボクサーにとっちゃ体が元手よ。この寒空の中で万一の事があっちゃ..
ハックション」「やれやれあんたが風邪ひいちゃすまねえや。ま1杯やって
景気を付けなよ」「へへ、こりゃ..(手を伸してやめる)」「どうしたんだよ一体」
「酒はやめた」「ええっ!!また拳闘、拳闘か?ここらへんでもういい加減あきらめなよ
おっちゃん」「いいや奴はきっと拳闘をやるようになるに決まってるんだ。ちょっと
ひねくれた奴だがワシの真心が通じねえはずは無えんだい」

ふと顔を上げる丹下、ブランコにジョーがいる。丹下「ジョー!」
ジョー「随分さがしたぜおっちゃんよ」「おお見ろやっぱり来たじゃねえか!」
オーバーを丹下の頭に投げるジョー「おっちゃんこの汚ねえオーバー確かに返したぜ
それによ、おでんはちょっと冷えてたけどまあいただかしてもらったぜ」「うんうん
うまかったろ」「それからもう1つ言っておくけどな」「言ってみろ、何だ」
「今度俺のまわりをウロチョロしてみろ!タダじゃすまねえぜ!俺は飲んべえってのは
虫が好かねえ」「飲んじゃいねえ!昼間お前のパンチを見た時からな、やめたのよ
プッツリとな!分かるかい俺がお前のパンチにどれ程ほれこんだか。俺はお前に全てを
かける決心をしたんだ!なあ若いの矢吹ジョーか、俺にお前の体あずけてくれ、な?」
「丹下段平か。そういや昔そんな名前のボクサーがいたっけ。あんまり強くなかった
けどよ」「そりゃもう遠い昔の事よ」「その昔の夢をもう1度ってんでお前は
みっともねえ悪あがきをしてるってのかよ!」「何?」「待ちなおっちゃん、
俺なんぞ相手にしてるヒマがあったら早い所ずらかった方がよさそうだ」

背後にヤクザ軍団が現れる。丹下「ジョー逃げろ!こいつら何するか分からん
奴らだぞ!」「逃げたきゃ逃げな。こいつら俺の客だ」
ヤクザ「フフうちの子分を3人かたわにしただけの事は有る。さすがたいした
度胸だぜ」「ヘヘ度胸だけじゃなく腕の方も誉めてもらいたいものだね」
丹下「馬鹿ジョー、余計な事を言うんじゃねえ!」「うるせえな向こう行ってろ
おっちゃん!」ヤクザ「やっちまえ!」またもほとんどのヤクザを倒すジョー。
丹下「やっぱり凄え!夢だ!夢みてえだ!そうだジョー、そこだー!!
そうだ右だ、左だ!そら右行けー!それいけようし!バカーやたら蹴る奴があるか
キックボクシングじゃねえんだ手え使え手!そうだそれでいい、そうだー!
良いぞーそれいけもう1つ!」ヤクザの親玉「偉くのってるみてえじゃねえか
おっさん。ちょいと相談だがあの子を鬼姫会にあずけないかい?立派な幹部になる」
「うるせえ冗談じゃねえ!馬鹿も休み休み言え!お前には奴のあの目の光りが
見えねえのか?あの目はな、ヤクザになりさがるような腐った目じゃねえ
あしたを見つめる野獣の目なんだ!」親玉「皆もういい!やめろや」
ジョー「何だもう終わりかこれっぽっちじゃてんで様になってねーぜセニョール」

親玉「遊びはもう終わりだと言ったんだ、皆抜けや」ナイフを出すヤクザ達。
丹下「いけねえ!刃物はいけねえ!頼むそいつだけはやめてくれ!頼むこの通りだ」
土下座する丹下を笑うジョー「おっさんみっともねーぜ」丹下「馬鹿野郎!てめえ
いつまで調子に乗ってる気だ!物にはな潮時ってもんが有るんだ。ここらが潮時
ってのが分からねえのか!下手すりゃおめえ命取りになるんだぞ!」
親玉「下手をすりゃじゃねえ!俺は本当にやる気だ」ジョー「ヘヘ、そう
来なくっちゃいけねーな」丹下「馬鹿ー!」ジョーをパンチで殴り倒す丹下
丹下「よし、これで良いんだこれで。ヘヘやるならやれ!ただし俺の目の黒い内は
指一本触れさせねえ!」気絶したジョーの上にかぶさる丹下。
丹下「さあ、やるんならこの俺を殺してからにしてもらおうかい」親玉「この野郎
でしゃばりやがって!ようし皆このオヤジを叩きのめしてひっぺがせ!」
ヤクザのキックを受けつつジョーを守る丹下。ジョーが気付く。
ジョー「おいおっちゃん離せ!」「てめえは大人しくしてろってんだ..グッ
いいかお前はボクサーになるんだ..ウウ..俺と組んで拳闘をやるんだ!やるんだー」
ジョー「うるせえ!気狂い野郎!離せ!」「絶対に離しゃしねーからな!お前は
俺の明日なんだ!あしたのジョーだ!離すもんか、離さねーぞ!あしたのジョー!」
ジョー「あしたが何だよ、離せ!離しやがれちくしょう、離せーーー!!」

予告:ワシは奴に出会った。野獣の様な目をした男、矢吹ジョーに!
ワシはあいつのバネにパンチ力を付けようと思った。しかしワシの思う通りに
なるような奴では無かった。ワシの心配をよそに鬼姫会相手に大暴れ。
さあ、あしたのジョーの、あしたはどっちだ!
(次週「四角いジャングルに生きろ」)
〜エンディング〜

その後、悪どい事をしたジョーは特等少年院行きとなりそこで永遠のライバル
力石と出会い、ボクシングをしようと決意する。しかしこの対決には悲しい結末が..

終わり-戻る