第1話「光との再会」
その夜、人々は美しい不思議な光を見た
SRCトレジャーベース。「アテンション、
コンディションレベルイエロー!スタッフは直ちに待機して下さい」
フブキ隊員「リーダー」シノブリーダー「フブキ隊員急いで」「はい」
チームEYES(アイズ)民間の総合研究機関SRCの精鋭達で構成された
救助活動から怪獣の捕獲、保護、超常現象の調査に至るまで
幅広いフィールドで活躍するエキスパートチームである
ヒウラキャップ「ドイガキ」「キャップ、またあのエネルギー反応です
これ見て下さい」フブキ「アヤノ、出現エリア特定!」
アヤノ「やってまーす。もう短気なんだからブツブーツ、ブツブーツ
あっ出ました!R-2エリア 映像出まーす」画像に光の粒子が。
アヤノ「うわあー綺麗」シノブ「何なのこの光は」
ドイガキ「これがこいつの正体です」「遺伝子構造..という事は?」
アヤノ「生きてる?この光って生きてるの?」
ドイガキ「それも光の粒子1つ1つが自立した生命体..いわば光の
ウィルスです」ヒウラ「光のウィルス?ドイガキ、アヤノ」「はい」
ドイガキ「エネルギー量、急激に増大!」アヤノ「計測不能!」
光が急に束になり町を破壊する!シノブ「あっ」破壊された町。
SRC怪獣保護区域・カブラヤ諸島に向かうムサシの飛行機。
ムサシ「イケヤマ管理官、応答願います。イケヤマ管理官応答願います」
「ムサシか、また来たな」「はい..うわあーー」鳥型怪獣が真上に!
「やめろ、やめてくれ!リドリアス。ずいぶん荒っぽい出迎えだな
リドリアス」リドリアスの好きな虫笛を回すムサシ。
ムサシ「よーし、行くぞー!リドリアスついて来い!ハハハハ」
地上でイケヤマ「やってるな、ムサシ」
空中のムサシとリドリアス。ムサシ「やるな、リドリアス。ハハハ」
地上に戻り、ゆっくり眠るリドリアス。
イケヤマ「こうして大人しいのを見てるとな、シールドで閉じ込めとくのが
可哀想になる時もあるよ」ムサシ「何とか出来ないんですか?もっと自由に」
「怪獣は怪獣だ、ムリな話さ」「あんなに大人しくて可愛いのに..」
「ハハハ、まるで恋人扱いだな。ムサシ、宇宙パイロットなんか目指すの
やめてうちに来ないか?怪獣保護官理センターの方がお前に向いて
いる様に思うがな」上空に飛行機が飛んで来る。
イケヤマ「EYES?何だ?急に」
ヒウラキャップ「カブラヤ島か..光のウィルスが消滅したポイントはここだな」
フブキ「はい。シールドを解除します」<コードナンバー符号しました>
降りて来たヒウラ達。ヒウラ「イケヤマさんしばらくでした」
イケヤマ「ようヒウラキャップ、どうした?新しい怪獣でも連れて来たか」
「いえ、今日はこちらの方でちょっと調査したい事が有った物で」
イケヤマ「あ、紹介するよ。宇宙開発センターパイロット候補生の」
ムサシ「春野ムサシです!」ヒウラ「春野?」イケヤマ「聞き覚え有るだろ?
こいつの怪獣好きはSRCじゃ有名だからな」光のウィルスがリドリアスを包む。
フブキ「なるほど、しょっちゅう保護区域の怪獣達を見て回っている
ヒマなパイロットってのはこの坊やですか」ムサシ「坊や?」
突然飛び立つリドリアス。ムサシ「どうしたリドリアス!どうした?」
虫笛を回す。ヒウラ「あれは?」イケヤマ「リドリアスはあの音が
好きなんだよ」だがリドリアスには効かない。ヒウラ「危ない!」
ムサシ「どうしたんだ!どうしたんだよリドリアス!」首に光が。
フブキ「キャップ、あの光です!」「何?」「クソ!あいつ
こっちを狙ってやがる!(銃を出す)どけ邪魔だ!」
ムサシ「何するんだ!撃たないで!」フブキ「バカ野郎、放せ!」
「撃っちゃ駄目だ!」リドリアスが口から光線を出す。間一髪よけるムサシ達
リドリアス去る。ヒウラ「フブキ、追うぞ!」「ハイ!」
ムサシ「リドリアス..」イケヤマ「わあー!シールドが破れた!」
ムサシ「リドリアス、行くな!リドリアス!」
飛行機の中のヒウラ「テックサンダー2号」シノブ「はいキャップ」
「光のウィルスを発見、追尾中。現在リドリアスに取り付き
北東へ進行中だ」「了解、現在地ポイントWO-9至急向かいます」
テックサンダー(飛行機)2号の中のシノブとドイガキ。
ドイガキ「リドリアスをキャッチ!このまま行けばJ-1エリアで遭遇します」
シノブ「分かった。アヤノ、J-1エリア緊急避難要請」「了解!」
本部のアヤノ「J-1エリアJ-1エリアこちらチームEYES、全住民の緊急避難を
要請します!全住民の緊急避難を要請します..」
単独飛行のムサシ「J-1エリア..待ってろよリドリアス、必ずお前を連れ戻す」
ムサシの持つ、昔コスモスからもらった輝石が光り出す。
(少年時代にコスモスに石をもらった時を思い出す)
ムサシ「ウルトラマン、僕はリドリアスを救ってみせる!
君と約束した真の勇者になる為に!」
その頃地上で避難を誘導するドイガキとシノブ。
シノブ「こっちへ早く!早く」ドイガキ「住民の避難を!くれぐれも
安全が第一です」警察「はい分かりました!」ドイガキ「こっちです!
急いで下さい!」通信のヒウラ「ドイガキ、リドリアスがJ-1エリアに
帰るぞ」「えっ?分かりました」シノブ「ドイガキ隊員!」
「リーダー!リドリアスが来ます!こっちです」地上に降り立つリドリアス
フブキ「キャップ、光が!光が消えていきます」アヤノ「違います!
消えてるんじゃありません」ヒウラ「どういう事だ」
アヤノ「リドリアスの体の中に溶け込んでるんです!あー!
リドリアスの熱量、急激に増大!細胞が変化していきます!」
ムサシ「リドリアス!」リドリアスが邪悪な姿になる。
ヒウラ「これが光のウィルス?」シノブ「キャップ、住民の避難は
完了してます」ヒウラ「よしフブキ!オペレーション・スタート抑制弾だ」
フブキ「了解!発射」全く効かず、リドリアスは口から光線を出し暴れ出す
フブキ「キャップ、奴はもうリドリアスじゃない、捕獲は諦めましょう!
キャップ攻撃許可を!」「待て!あれは..」「あいつ!何のつもりで」
虫笛を回しながらリドリアスに近付くムサシの飛行機。
ムサシ「リドリアス..ひどい姿になっちゃったな。聞こえるだろ?
リドリアス!」フブキ「リドリアスをなだめるつもりかよ、無茶だ!」
ムサシ「帰ろう?ここはお前のいる場所じゃ無いんだ..よーし
いいぞリドリアス!頑張れ!そうだ!頑張れ!よーしいいぞ」
リドリアスが元の優しい姿に戻る。驚く隊員達。
シノブ「リドリアスが、元の姿に..」ヒウラ「やる、やるなあの坊や」
ムサシ「よーし、ついて来い!」ムサシの後を追うリドリアス。
ムサシ「帰ろう、島へ。リドリアス」が、突然攻撃が!
ムサシ「リドリアス!」フブキ「キャップ、防衛軍です!」「何?」
防衛軍「チームEYESあとは任せてもらおう、直ちに退去するんだ」
ヒウラ「やめろ!攻撃はやめてくれ!」
ムサシ「やめろリドリアス!お前が攻撃しちゃ駄目だ!」
防衛軍の攻撃を受け、再び邪悪な姿に戻るリドリアス。
ムサシ「やめろ!リドリアス」リドリアスの前に行くムサシ機だが
リドリアスの攻撃で炎上してしまう!「わあーー!」
ヒウラ「ムサシ!脱出するんだ!」ムサシの輝石が光り出す。
アヤノ「キャップ、生命反応です!」「何?」
「巨大な生命エネルギーが近付いてます!」フブキ「キャップあれを」
天から光が落ちムサシ機にぶつかると同時に爆発!ヒウラ「ムサシー!」
異空間のムサシ(会いたかった、会いたかったんだ..)
コスモス(諦めるな、ムサシ)(えっ?)
フブキ「この音..この音はどこから?」
ムサシ(僕は諦めちゃいない!僕は本当に..)
「本当に勇者になりたいんだ!!ウルトラマン コスモス!!」
石が輝きムサシとコスモスが同化する!
防衛軍の攻撃を受けるリドリアスの前にコスモス登場!
ドイガキ「あれは..」シノブ「まさか」フブキ「ウソだろ」
ヒウラ「ウルトラマン コスモス!」 防衛軍「攻撃中止!攻撃中止!」
青き巨人(コスモスルナモード)はリドリアスの攻撃を全てかわし、
リドリアスの光線もバリアで防ぎ押し戻す。首の辺りをサーチすると
光のウィルスが見える。コスモスは「ルナエキストラクト」で
リドリアスのウィルスを分離する。元の姿に戻るリドリアス。
ドイガキ「あ!光のウィルスを切り離したのか!?」
リドリアスが去り、コスモスも空へ飛び立ってゆく。
シノブ「あれが伝説の巨人..?」
ヒウラ「帰って来た..ウルトラマン コスモスが!」
天から光が落ちムサシに戻る。驚きつつ輝石を見るムサシ。
「僕が..僕がウルトラマンに..なった..」
次回予告:チームEYESの一員となったムサシに初出動の時が来た!
怪獣ゴルメデの保護に立ちはだかる現実の壁
そしてカオスヘッダーの脅威の能力に対し、コスモスも
太陽の燃える炎のごとき赤き巨人に姿を変えた!
次回ウルトラマンコスモス「カオスヘッダーの影」
優しさから強さへモード・チェンジだ!
終わり-戻る