すごいよマサルさん(TV1話)
〜オープニング上から画面、ナレーション2種かぶり。〜
「ご注意!」これから始まるアニメーションはやけに良識ぶった方、
くそまじめ野郎、いい子ぶりっこは見る必要なし!!あと、
批評は断る!!(カントクの父)

ナレーター男「夜も深けてまいりました。御近所の迷惑に
ならぬよう音を下げてお楽しみ下さい。」
ナレーター女(男と同時にしゃべる)「このアニメーションは
ステレオHI-FIで録音されております。大音量でお楽しみ下さい」

登校中。フーミン「いよいよ今日から僕の新しい生活が始まる。
今迄は転校ばっかりで友達出来なかったけど、今度こそきっと
良い友達を見つけるんだ。目指すは友達100人!」
「県立わかめ高校」の看板を見て「あやしい..」とフーミン。

「コマンドー1 マサルとヒゲ」

教室2-7。先生「今日から皆の仲間になる藤山君だ!」
フーミン「ふ、藤山起目粒(ふじやまおこめつぶ)です!宜しく」
先生「あ〜藤山君、何しろ急な転入だったんで悪いんだが、しばらく
アノ席にいてくれないか?」「あ、はい」
生徒達(アノ席だ)(せっかく忘れかけてたのに)
フーミン「どうしたんだ、皆..(机の上の落書きを見て)うわあ!」
隣の生徒「ヘヘ驚いたかい、花中島が描いたのさ。その席に本来座ってる
ハズのね」「花中島君?」「そう、彼は..よそう!こんな話は」
フーミン「まだ何も言って無い!」変な歌が聞こえる。「この歌は?」
生徒達(花中島だ!)(花中島が帰って来た!)
歌が止み、教室の廊下側の窓から侵入してくる男「オハヨー!!」
生徒達(帰って来やがった)(せっかく普通の暮らしに戻ったってのに)
フーミン「あの人が花中島君?」フーミンが自分の席に座ってるのを発見
マサル「誰だね君は!コンチクショー!!」女子生徒「あの、彼は
今日転校して来た藤山君..」マサル「何!転校生?何だ最初からそう
言ってくれれば。僕はてっきりめそ..ゴホ、ゴホン!失礼何でも無い」
フーミン「めそって何だ!めそって何だ!」
マサル「僕は花中島マサル、よろしく頼むよ!」「こ、こちらこそ宜しく」
「僕の席の事は気にしないでくれたまえ!どうにでもなるから!」
フーミン「有難う(なーんだ良い人じゃないか)」
だが1つの椅子に2人で座る。フーミン(違う..何か違うぞ!)
おびえるフーミンの教科書の写真にヒゲの落書きを見つけるマサル。
マサル(ん?ヒゲの落書き..そうだったのか!君もヒゲマニア!!)
マサル「ウォンチュー!」とフーミンの肩を叩く。
フーミン(何か知らんが思いっきし気に入られてる)

昼休み屋上。マサル「何だか君とは上手くやっていけそうだ、な?藤山君」
フーミン「そ、そだね」マサルが弁当箱を開けると中はゆで卵1つ。
フーミン(何ーー!昼飯がゆで卵1個?そんなんで足りるのか?)
マサル「いやー昼飯はゆで卵に限りますなー。(食べ終わる)
(暗くなって)あー満足したー」フーミン(メチャ不満そうだー!)
フーミン、自分の弁当を差し出し「あの良かったら半分どう?」
マサル「えっ悪いよでもいいのかい!(バクバク食べる)
やったぜ藤山君!君は良い奴だ!うんうまいうまい!こんなうまい物を
食ったのは三ヶ月ぶりだ!三ヶ月ロクな物を食べて無いからなあ!
とにかくこの三ヶ月間は色んな事が有った!..」
フーミン(は、話したがってる..嫌だなぁ、気が進まない..でも仕方無いか)
「なーにしてたんだい、三ヶ月間」マサル「えっ!何だい急に三ヶ月間かい?
(真面目な顔になり)そればっかりは言えないな」フーミン(チクショー!)
マサル「でもしょうがない、君には特別に教えてやろう。実はある秘密の修行を
していたんだ」「修行?」「そう、空手、ボクシング、柔道。僕はあらゆる
格闘技を収得したがどれも僕が求めていた物とは違っていた。
そして三ヶ月前のあの日、ついに見つけたのさ(エロ本を)!それが
セクシーコマンドー!」「セクシーコマンドー?」
マサル「そこで出来たのが、この服だーー!!」
フーミン(何も分からない!)マサル「君にはホントお世話になったから
ニックネームの1つでも考えなきゃなあ」「いいよそんなの!あーもう
考えてるー!!」マサル「うーん..げろしゃぶかフーミンだな」
フーミン(ゲッ!どっちもやだけど「げろしゃぶ」だけは絶対ダメだ!)
マサル「よし、今日から君はげろしゃぶ..」フーミン「フ、フーミンが良いな
フーミンが気にいったなあー!」「そうかいじゃフーミン。」

背後から声が。「久し振りだな、花中島」「もう来ないかと思ってたぜ」
マサル「やあティッシュにうまい棒じゃないか!空手部だった頃の先輩だよ
才能あったのに部に入ったばかりのドシロウトの僕にボコボコにやられてね
今じゃ部を辞めて不良街道ばく進中のお二人さんさ!それをいつまでも根に
持ってね、しつこくつっかかって来るんだよー(フフーン)」
ティッシュ「良い根性してんじゃねえか」うまい棒「こっちは2人いるんだぜ」
マサル「何人来ようともセクシーコマンドーは無敵だ!」
ティッシュ「ナメんなコラ!」マサルのほほを殴る。
フーミン「花中島君!」
マサル「やるじゃねえか..おまえのパンチを食らって倒れなかったのは
俺が初めてだぜ!」2人「...何?(考え中)」

マサル「遊びは終わりだ!そろそろ本気で行かせてもらうぞ!ヌオオ」
いきなりズボンを脱ぐ。「どうした、おじけ付いたのかね?」
2人「ナメんなよ!死ね!」パンチを素早くジャンプでかわし背後へ。
フーミン「何?何だあの動きは!」内また歩きで近付くマサル。
2人「あーー!気色悪ーー!」マサル「今だ!必殺!ラブミードゥー!」
パンチで倒す前に一瞬「ほのぼのとした絵」が入る(意味不明)
マサル「これが、セクシーコマンドーだ」
フーミン「あ、あの二人をたった一発で!凄いパンチだ!」
マサル「青いなフーミン、あれはただのパンチ」「え?」
「セクシーコマンドーの極意は攻撃にあらず」「そ、それじゃあ」
「あのヒヨコ走りがセクシーコマンドーさ!」「ええーー!」
「いいかい、どんな強い奴でもこっちが油断させてしまえば簡単に
倒せるって事なんだ。油断大敵、こうぼうも筆のあやまり、
ヒゲ長き小学生に勝る者は無しってね。」倒れた2人に落書きしだす
フーミン(何言ってんだ?でもこれは確かに凄い格闘技なのかもしれない!
凄い!すごいよマサルさん!)うまい棒の顔にヒゲの落書き完了
フーミン「ヒ、ヒゲー?」マサル「ふー、いいヒゲ描いた」

ナレーション「フーミンがマサルの本当の恐ろしさを知るのは
まだまだこれからであった」 つづく

表示「さて次回のすごいよマサルさんは明日です!!」
マサル「セクシーコマンドーは物凄い訓練を受けた僕にしか出来ない
危険な物だよ。良い子の君達はまねをするのは1回だけにしようね!」

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