映画犬夜叉「時を超える想い」
犬夜叉の父に敗れた大陸の妖怪飛妖蛾(ひょうが)の息子瑪瑙丸
(めのうまる)は犬夜叉達を卑劣に操り封印を解いて父の力を受け継ぐ。
犬夜叉とかごめ達、変化した飛妖蛾(瑪瑙丸)との最後の闘いが始まった。

「我がしもべ達よ、この地を食らいつくせ!」飛妖蛾は多量の妖怪を放つ。
犬夜叉「くらえ!鉄砕牙!」かごめ「やった!犬夜叉強いー!」
「くそ、ちっとも減らねえぞ!」「数が多すぎるのよ!こっちに来る!」
犬夜叉「かごめ、七宝!」「飛来骨!」かごめ「さんごちゃん!」
七宝「彌勒もおるぞ」「皆無事だったのね!良かった」
「風穴!雑魚は任せて、急いで!」かごめ「有難う彌勒様」
彌勒「頑張って下さい!あなた方が死んでも私は忘れません」
かごめ「縁起でも無い事言わないでよ!」犬夜叉「俺達が勝つに決まってんだろ」
飛妖蛾「勝つだと?半妖のお前がこの私に本気で勝てると思っているのか!」
「やかましい!今相手してやらあ!」「犬夜叉!」
珊瑚「気を付けて、かごめちゃん」「平気、犬夜叉が一緒だもん」
だが犬夜叉の攻撃は飛妖蛾に簡単に弾かれてしまった。

飛妖蛾「人間の女などと一緒に居る半妖が強がるな!」
「何よ!私がいちゃ悪いっての?」「貴様ら一族は、人間などという
愚劣な生き物に骨抜きにされた腑抜けの妖怪どもだ!」
犬夜叉(くそっ奴の妖気がでかすぎて俺の妖気が飲まれちまってる)
「かごめ!矢を撃て」「え?」「撃て!奴の体を狙って!」
「分かった!..こんな小っちゃい矢で大丈夫かな」矢が妖気を切る!
犬夜叉「見えたぜ!妖気のうずがぶつかる所!風の傷だー!」
「ちっ羽をかすっただけかよ」風の傷に驚く飛妖蛾「この程度でいい気になるなよ
見ろ!我が力を」額から巨大な光線を何とかよける2人。
「あの野郎相当カッカしてやがる!勝てるぜかごめ!今度やったら爆流破で倍にして
返してやる」飛妖蛾「ほう?我が力を目にしてまだはむかうか、ほめてやる」
「何でえ!自分で動けるじゃねえか!かかって来やがれ」
飛妖蛾「達者なのは口だけか?半妖」「口だけかどうか思い知らせてやるぜ!」
かごめ「犬夜叉!あいつの妖気は全部、額の印に集まってる!」「そこを狙えるか?」
「うん、やってみる。お願い、届いて!」矢を放つかごめ。妖気の切れ目が出来る。
「そこだー」「馬鹿が、同じ手が2度通用すると思うのか!」飛妖蛾の攻撃!
「はずれた?」かごめの矢が片方の羽を切り落とす。飛妖蛾「何?」
「小娘..死ねぇ!」飛妖蛾の攻撃をまともに受けるかごめ。
「しまった!かごめ!」飛ばされたかごめを珊瑚がキャッチ。
「大丈夫?」「有難う!」「まだやる?」「うん、犬夜叉の所に連れてって」
「分かった、雲母!」下を見てホっとした犬夜叉の元へ彌勒と七宝が来る。
「雑魚はあらかた片付けました」「オラも3匹やっつけたぞ」「そうか」
「犬夜叉ー!」雲母から飛び下りるかごめを犬夜叉がキャッチ。
「ムチャすんじゃねえ」「犬夜叉がちゃんと受け止めてくれるって思ってたもん」
それを見て「珊瑚!遠慮はいりません、さあ私の胸に!」と手を広げる彌勒。
雲母に乗った珊瑚は防具を投げ付ける。七宝「バカじゃ」

「来るぞ!かごめ、もう1度、額の印を撃て!」と犬夜叉。
「でも妖気が強すぎてあそこまで届かない!」とかごめは困惑。
「しのごの言ってんじゃねえ!いつものお前らしくドスの効いた顔して撃て」
「ドスって何よ!」「お前の矢を爆流破で送りだす。俺を信じて撃て」
うなずくかごめ。怒る飛妖蛾は攻撃をしかけようとする。
「遊びは終わりだ!皆一緒に弔ってやろう!」と飛妖蛾。
「お前何やってんだ!早くしろ!」の声に弓を構えるかごめ。
「分かってるわよ!あんたもあたしを信じなさいよ!」飛妖蛾の額が輝く。
七宝「かごめー!」珊瑚「かごめちゃん!」
飛妖蛾の額から光線が。同時にかごめも破魔の矢を発射。「いっけえー!」
駆け出す犬夜叉は「見せてやらあ!お前が見下した俺達の力!
くらえ!爆流破ー!」矢と犬夜叉の剣の気圧が合わさり大きな渦となり
瑪瑙丸の光線を打ち砕く。「何?おのれ、半妖の分際で..ぐああ」
犬夜叉「やった」「何故..人間と半妖などに..」と砕け散る飛妖蛾。
「終わった」とかごめ。ハチの背中に乗って脱出。

珊瑚「時代樹が崩壊してゆく」彌勒「飛妖蛾の妖力を借りて大きくなった
樹ですもんね、土へ還るのが在るべき姿でしょう。」
犬夜叉「怪我は無えか」かごめ「うん、大丈夫..犬夜叉は?体の傷..」
「こんなもん、屁でもねえや!」「有難う、犬夜叉..」「は?」
「ううん、いいの。」「何でえ!」ハチの上で会話する2人。
みょうが「犬夜叉さまー!」かごめ「みょうがじいちゃん!」
みょうが「お見事でしたー!まさしくわしの言った通りの方法で倒しましたな
さすが犬夜叉様」犬夜叉「肝心な時、逃げたくせしやがって」
珊瑚「あ、でもどうやって倒したか知ってるって事は」
七宝「近くにおったのか?」みょうが「その通りですじゃ、不祥みょうが
犬夜叉様を見捨てるなど」犬夜叉「いっつもしてるじゃねえか」
「してますよ」「してる」と仲間。「えー」「えーじゃねえ!」

〜スタッフロールの後〜
現代のご神木の前と後ろで会話する犬夜叉とかごめ。
「綺麗ね、雪みたい」桜を見て微笑むかごめ。「あの時は不思議だったね、
ご神木から犬夜叉の声が聞こえてきて..まるですぐ近くにいたみたいだった」
「だから居たじゃねえか、お前今すぐぶっ倒れそうな顔しててちょっと
ビックリしたけどな」とブヨ(ネコ)とじゃれあう犬夜叉。
「ねえ、今度またお弁当作ろうか?」「ん?じゃあ、あれ入れてくれよあれ。
黄色いやつ。」「ひょっとして卵焼き?」「いや卵じゃねえよ、
パリパリしてたからな」「?それってたくあんの事じゃ無い?」
「あれだけがうまかった..ん?」怒ったかごめが立っている。
「犬夜叉、おすわり!!」

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